
逃げ上手の若君
完結逃げ上手の若君
1333年、鎌倉幕府は裏切りによって崩壊する。8歳の貴族・北条時行は、武芸の稽古よりも隠れることを好む少年だったが、クーデターによって一族が虐殺されるのを目の当たりにする。彼は持ち前の危険を回避する能力によって生き延び、謎めいた神官・諏訪頼重と共に逃げ延びることに成功する。
諏訪頼重は、時行がやがて偉大な英雄になると予言する。しかし、そのために少年が戦う必要はない。彼がすべきは、逃げて生き延びるという類まれなる才能を駆使することだった。追手をかわしながら、時行は「生きて逃げる」という遊びの中に新たな目的を見出し、自らの遺産を取り戻すための計画を練り始める。