モチモチの木
完結モチモチの木
日本の小さな村に、マタサブロウという少年が祖父と二人で暮らしていた。彼が何よりも怖れているのは、家の近くにそびえる巨大なモチモチの木だった。村人たちはそれを「勇気の木」と呼んでいた。毎晩、風が枝を軋ませるたびに、少年は布団にしがみついて震えていた。
ある夜、祖父がその木にまつわる伝説を語ってくれた。夜明けにその木に触れることができた者には、願いが一つ叶えられるという。マタサブロウは自分の恐怖と向き合い、その木を目指す旅に出ることを決意する。そして、勇気と家族の愛の本当の意味を知ることになるのだった。