未来に向けて 防災を考える
完結未来に向けて 防災を考える
1970年代、普代村の村長・和村幸得は、巨大な水門と防潮堤の建設計画が必要であることを村議会に理解させようと奮闘していた。彼は1896年と1933年に発生した三陸地震と津波の惨禍を記憶しており、人命を守るためには予防こそが鍵となると確信していた。
それから数十年後、釜石市では、防災教育を受けた小学生たちが、学んだ教訓を実践に移していた。地元に伝わる「津波てんでんこ」の教え、すなわち各自がてんでんばらばらに高台へ避難するという言い伝えに従い、子供たちは2011年の東日本大震災の際、親たちの模範となる。