
mine
完結mine
分厚い土の層に空が覆われた地下の世界で、ひとりの少女が永遠の闇の中で暮らしている。彼女の唯一の道連れは、影の中を導いてくれる小さな光だけ。代わり映えのない日々が続いていたが、ある日、思いがけない発見が彼女の人生を変える。岩壁の奥に隠された、未知の世界へと続く階段を見つけたのだ。
好奇心と、限られた我が家の先に何があるのかを知りたいという憧れに突き動かされ、少女は階段を上ることを決意する。地上へ向かう道のりには、夢から抜け出したような幻想的な風景、岩の裂け目に棲む不思議な生き物、そして彼女の決意を試す数々の障害が待ち受けていた。上へ進むにつれ、少女は自分自身の恐怖や、その先に何が待っているのかという不安と向き合うことになる。
彼女の旅は肉体的なものだけでなく、内面的なものでもある。一歩進むごとに、世界の見方を変えうる真実へと近づいていく。しかし階段には終わりがないように思われ、少女はすべてを置き去りにしてでも頂上を目指す覚悟があるのか、決断を迫られる。