
耳鳴り
完結耳鳴り
サイケデリックで色彩豊かなアニメーションが、耳や人体のさまざまな部位をモチーフにしたドローイングを通して人間の身体を探求する。映像作品は、有機的な形態が抽象的なダンスのように絡み合う感覚的な旅へと没入していく。耳の内部構造や身体の曲線から生まれる形が、次々と変容しながら画面を埋め尽くし、観る者を現実の知覚から解き放つ。
本作は解剖学を視覚的なスペクタクルへと変貌させ、鮮やかな色彩と催眠的な動きを組み合わせることで、没入体験を生み出す。具象と抽象の境界が溶け合うなかで、身体という身近な主題が未知の風景のように立ち現れ、映像は生理的な感覚そのものを呼び起こそうとする。