信濃国の山里では、領主の命により六十歳を迎えた者は山へ捨てられ、死を待つだけの習わしがあった。ある若い百姓は、年老いた母を酷薄な役人に渡すことを拒み、密かに山へ連れて行くと、納屋の床下に母を隠して養い続ける。
やがて隣国の領主から、二つの無理難題が持ちかけられる。曲がりくねった水晶の玉の穴に絹糸を通すこと、そして瓜二つの二頭の馬から母と子を見分けること。思い悩んだ息子は人目を忍んで母に相談し、母はその知恵によって見事な答えを示す。
褒美を受けた若者は、母への許しを願い出る。それを機に領主は年長者の持つ知恵と価値を認めるのだった。
登場人物 — 教育線画 姨捨山
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