
黒の栖 -Chronus-
完結黒の栖 -Chronus-
中園真は、暗い秘密を抱える高校生である。幼い頃から、人が死を迎える直前に現れ、その魂を連れ去る「黒い存在」を見ることができる不思議な力を持っていた。自分の話を誰も信じないだろうと悟り、また予兆する運命を変えることはできないと知りながら、真は何も見えないふりをして、諦めにも似た態度で日々を過ごしてきた。
そんな日常は、ある日学校で、その存在の一体である瀬野アキラが直接真に語りかけ、「なぜお前は決して干渉しないのか」と問いかけたことで崩れ去る。その瞬間、真はその存在の標的が親友の堀内葉月であることを知る。幼なじみの命に迫る脅威を前に、真は自らの消極的な姿勢に疑問を抱き始め、今度こそ予告された運命を変えようとできるのではないかと思い悩む。
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