
こうこう
完結こうこう
抽象的なアニメーションが、日本語特有の音節のみで構成され、完全な単語を用いない体操の歌と同期する。映像作品は、音楽に寄り添う形と色彩を通してリズムと動きを探求する。流れるような図形の変化と鮮やかな色面が、声の抑揚や音の強弱と呼応しながら画面を彩っていく。
本作は音と映像の関係性を遊び心をもって扱い、視覚的な振付と声の表現が絡み合う感覚的な体験を生み出す。意味を持つ言葉をあえて排除することで、観る者は音そのものの質感や映像の運動により深く意識を向けることになる。
短編作品は、言語が最も基本的な要素へと分解されていく催眠的な雰囲気へと観る者を誘う。繰り返される音節と抽象形態の連動は、瞑想的なリズムを生み出し、日常の言語感覚から離れた純粋な知覚の領域を開いていく。