声を聞かせて
完結声を聞かせて
吉田は高校生。ほとんどの時間を自室に閉じこもり、携帯電話に没頭して過ごしている。SNSやメッセージへの依存が原因で、家族とも現実の世界とも完全に距離ができてしまった。心配する母親はなんとか寄り添おうとするが、吉田はそれを無視し、画面の中に逃げ込んでしまう。
ある日、母親と口論になった後、吉田のもとに謎のメッセージが届く。それをきっかけに、彼女は自分の行動を振り返るようになる。いくつかの出会いや記憶を通して、吉田は自分の周りに生まれた空白と、大切な人たちを傷つけている現実に気づいていく。
画面越しではない、顔を合わせたコミュニケーションは、彼女が再び人とつながるために乗り越えなければならない壁となる。