片腕
完結片腕
ある女性が、崇拝者に一晩だけ自分の腕を貸し与える。男はその肢体に魅了され、撫で、口づけ、抱きしめる。一方、女性は離れた場所から静かにその様子を見つめている。奇妙で親密な出会いとして始まった出来事は、やがて孤独、欲望、そして人と人とのつながりを探求するものへと変わっていく。
ノーベル賞作家・川端康成の短編小説を原作とした本作は、ミニマリスティックなアニメーションによって、この物語を幻想的な視覚体験へと昇華させている。アルフォンス・ミュシャの挿絵に着想を得た画風で、エロティシズムと哀愁を夢幻的な雰囲気の中に織り交ぜている。
物語は、緻密に構成された映像と、緊張感と美しさに満ちた空気感によって紡がれていく。