
烏は主を選ばない
完結烏は主を選ばない
山内の地では、人々は三本足の烏「八咫烏」へと姿を変えることができる。宮廷の中心にいるのは、山神の使いである「金烏」に選ばれた若宮。この決定は、兄や継母との間に確執を生んでいた。后がねを競う姫君たちが集うなか、思いがけない出来事が北家の長の息子・雪哉を宮中へと導き、若宮の新しい近習となることになる。
雪哉の登殿は偶然ではなく、若宮の不興を買う。政略と家族の確執が渦巻くなか、宮中での雪哉の存在は、やがて謎や殺人、そして思いもよらぬ敵からの侵攻の兆しと重なっていく。王国の運命が揺らぎ始めるのだった。
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