カッパの三平
完結カッパの三平
三平は山で祖父と暮らす、なまけものの七歳の男の子。給食のこと以外にはほとんど集中できず、クラスメートからは河童に似ているとからかわれている。そんなふうに笑われても、三平は明るくのんきな少年だ。
ある日、学校で水泳大会が開かれることになり、優勝賞品は東京への旅行だった。三平は、物心ついたころから都会で働いている母親に会いたい一心で優勝を狙う。ところが泳ぎは大の苦手。そこで近くの湖でこっそり特訓を始めるが、強い流れに足を取られて溺れてしまう。気がつくと、そこは魔法の河童の王国だった。