かっぱ川太郎
完結かっぱ川太郎
静かな河童の村では、住人たちが年に一度の祭りを控え、にぎやかな準備に追われていた。ところがある日、激しい大嵐が村一帯を襲い、すべてが一変する。食料の要である川は荒れ狂い、魚の姿はすっかり消え去ってしまった。村の河童たちは日ごとに力を失い、衰弱と絶望が深まっていく。
このままでは村が立ちゆかないと悟った若い河童の川太郎は、恋人の河童と共に、山の奥深くへ分け入ることを決意する。わずかな食料や薬草、あるいは川を再び豊かにする手がかりを求め、危険な獣道を進む二人。容赦のない自然の厳しさに何度も心が折れそうになりながらも、互いを支え合い、村を救いたいという強い決意だけを胸に歩み続ける。
