Into a Landscape
完結Into a Landscape
どこかで、一枚の紙の上に風景が生まれる。線が引かれ、色が置かれ、形が定着していく。やがてその風景は静止したものとなるが、内なる風景は決して流れを止めず、広がり続ける。色彩と形は互いに押し合い、伸び合い、とどまる瞬間を持たない。
東京藝術大学の1年次の課題作品として制作された本作は、表現の固定性と知覚の絶え間ない生命力との間の緊張を探求する。描かれた風景は動かないが、それを見る者の内側では像が揺れ、移ろい、新たな広がりを見せる。
静けさと動きが絡み合う視覚的な旅。紙の上の静止と、心のうちの尽きない流れが、一つの画面の中で静かに対話を続ける。