
ホテル・インヒューマンズ
完結ホテル・インヒューマンズ
生と死の狭間に位置するホテル・インヒューマンズは、殺し屋だけを客として迎える高級ホテルである。二人のコンシェルジュ、星生朗と灰崎サラは、極上の料理や娯楽はもちろん、武器の調達、身分の偽造、証拠の隠滅に至るまで、危険な宿泊客たちのあらゆる要望に応えることを務めとしている。
仕事ぶりは完璧でありながらも、生朗は金のために人を殺める者たちを心の底から軽蔑しており、辞職すると常に口にしている。しかし、サラと共に殺し屋たちの依頼をこなしていく中で、生朗は彼らの行動の裏に潜む思いがけない人間性を垣間見るようになる。
新たな依頼のたびに、彼はそうした者たちの人生や動機を少しずつ知ることになり、複雑な矛盾を突きつけられていく。