
火垂るの墓
完結火垂るの墓
1945年、日本。アメリカ軍の空襲が次々と都市を焼き尽くす中、少年・清太と妹の節子は、攻撃で母を失い、孤児となる。帰る家もなく、父は戦争で不在のまま、二人は崩壊していく国で自らの力だけで生き抜かなければならなくなる。
頼れるのは自分たちだけ。清太と節子は飢えと病に抗いながら、野をさまよい続ける。行く先々で出会う大人たちの無関心と残酷さは、戦争が街を破壊するだけでなく、人の思いやりさえも壊してしまうことを二人に突きつける。それでも、絶望のただ中で兄妹を支えるのは、希望と互いを想う心だった。