
himawari
完結himawari
ひまわりという名の少女は、小さな海辺の町に暮らしている。学校での日々と、海のそばで過ごす静かな時間が彼女の生活を形づくっていた。波音だけが響くその場所で、彼女は心を落ち着け、物思いにふける。ある日、彼女は何年も前に亡くなった母が遺した古いスケッチブックを見つけ、母と同じように絵を描く道を歩み始めることを決意する。
絵を描くことを通して、ひまわりは自分の感情や記憶と向き合いながら、母の不在と、自分自身の進むべき道を見つけるという課題に立ち向かっていく。無口な漁師である父との絆や、町に住む少年との友情が、悲しみと希望は共に在りうるのだということを、彼女に少しずつ教えていく。