
Heijoukyou: Yasukerashi Miyako
完結8世紀、日本の都・平城京。孝謙天皇が治めるこの都では、彼女の深い信頼を得た僧・道鏡が宮中で急速に力を強めていた。仏教に帰依する天皇の傍らで、道鏡は政治の中枢へと進出し、やがて皇位をも望むほどの影響力を持つようになる。その異様なまでの権力集中に、貴族たちは強い危機感を抱き始めた。藤原氏をはじめとする廷臣たちは、天皇から道鏡を引き離すべく密かに策を巡らせる。
天皇の権威と宗教的野心が激しくぶつかり合う中、宮廷は陰謀と猜疑に満ちていく。忠誠か、それとも保身か。貴族たちの思惑が交錯する中で、孝謙天皇は自らの治世と平城京の安寧を守るため、孤独な決断を迫られていく。