若き音楽家が「はるまつワルツ」を奏ではじめると、彼の周囲に夢の世界が静かに広がっていく。ピアノの音のひとつひとつが、小さな生き物や流れるような風景へと姿を変え、旋律に合わせて生まれては消えていく。現実の輪郭はしだいに薄れ、音と映像がひとつに溶け合う。
音楽が進むにつれて、主人公は現実と幻想が交錯する視覚の旅へと深く分け入っていく。水江未来が手がけた本作は、楽曲の持つ情感を映像として丁寧にすくい上げ、音とイメージの結びつきを唯一無二の感覚体験として描き出す。
登場人物 — はるまつワルツ
この作品にはまだ登場人物がいません。