
花咲爺
完結花咲爺
子どものいない老夫婦が、愛犬を大切に育てていた。ある日、その犬が庭を掘ると、金貨の詰まった箱が見つかる。欲深い隣人は、犬が宝を探し当てられると考えて借り受けるが、掘り出したのは骨ばかりだったため、怒って犬を殺してしまう。
犬は主人の夢に現れ、木を切り倒して臼を作るよう告げる。その通りにすると、臼に入れた米が黄金に変わる。隣人がまた借り受けるが、米は悪臭を放つ実に変わり、怒りに任せて臼を壊してしまう。犬は再び夢に現れ、灰を集めて桜の木にまけば、すぐに花が咲くと教える。
老人がその通りにすると、桜は見事に咲き誇る。通りかかった大名は感嘆し、老人に惜しみない褒美を与えた。