
曇天に笑う<外伝> ~決別、犲の誓い~
完結曇天に笑う<外伝> ~決別、犲の誓い~
オロチとの壮絶な戦いから一年。国を脅かした巨大な蛇との最終決戦の代償として、曇天火は腰から下が麻痺し、歩く自由を失っていた。かつての仲間の一部は今も彼のそばに残っているが、天火は自らの痛みと背負った秘密に沈み、誰の訪問も拒み続けている。
弟の曇空丸と宙太郎、そして蒼世や妃子ら仲間たちは、そんな天火を外の世界へ連れ戻そうと手を尽くす。彼らが天火に寄り添おうとする中で、やがて明らかになるのは、あの戦い以前に隠されていた過去——政府による人体実験と、彼らが知ることのなかった犠牲の記憶だった。