どんべえ物語
完結どんべえ物語
動物研究者むつごろは、北海道近くのほとんど人が住まない離島へ家族とともに移り住み、そこに生息する野生のクマの生態調査を始める。しかし、電気も水道も満足にない自然の中での暮らしは、食料の確保や厳しい気候など、日々の困難の連続だった。さらに島にはクマを狙う密猟者たちが現れ、研究活動だけでなく家族の安全も脅かされるようになる。
そんなある日、むつごろ一家は山中で親を失ったばかりの小さな子グマを見つける。放っておけば命を落としかねないと判断した一家は、その子グマを「どんべえ」と名付けて家に迎え、家族の一員として育てることを決意する。人懐っこく無邪気などんべえとの暮らしは、一家の日常を大きく変えていく。
どんべえが成長するにつれ、野生へ返すべきかどうかという悩みも生まれる中、むつごろはクマたちの命と家族の暮らしを守るため、密猟者との対決を余儀なくされていく。