CRAYON ANGEL
完結CRAYON ANGEL
田名網敬一は、第二次世界大戦中の日本における幼少期の記憶をたどる。本作は、戦争のアーカイブ映像、家族写真、ポップなイメージを組み合わせ、襖を思わせる格子を通して映し出すことで、画面を断片化し、観る者との間に距離を生み出す。サウンドトラックには、不穏な心臓の鼓動、サイレン、ロバート・プラントの慟哭が重なる。
タイトルは、菓子メーカーが戦時中に行ったキャンペーンに由来する。子どもたちにクレヨンで同社のマスコットである天使を描かせたそのイメージは、幼い田名網の心に深く刻まれた。本作は、記憶とトラウマ、そしてプロパガンダが子どもの認識に与える影響を探求する。