
Countdown
完結ある映画監督のもとに届いた一枚の年賀状が、新しいアニメーション制作の着想を与える。それ以来、彼女は年賀状とアニメーションが互いに影響を及ぼし合う創造の過程へと没頭していく。はがきに込められた季節のあいさつや限りある紙面の表現が、動きを与えられることで新たな命を帯び、やがて一編の実験的な作品として結実していく。
本作は、移ろいやすいはがきの芸術とアニメーションの関係を探りながら、一方が他方を刺激し、循環しながら形を変えていく様子を描く。監督はその中で、時間の流れや再生といった目に見えないものを、どのように映像へ定着させるかという難題と向き合い続ける。