
クラリネットこわしちゃった
完結クラリネットこわしちゃった
子どもたちが公園に集まり、歌をうたったり楽器を演奏したりして遊んでいます。その中に、夢中でクラリネットを吹く子がいて、ほかの子どもたちは手拍子や歌でそれを盛り上げます。にぎやかでのどかな、いつもの遊びの時間です。
ところが突然、ひとりの子が興奮のあまり、あるいはうっかりして、そのクラリネットを手に取り、こわしてしまいます。持ち主の子はぼうぜんとして悲しみ、ほかの友だちはなんとかなぐさめ、解決しようとします。楽しい空気は一転して緊張と後悔の時間に変わり、子どもたちは自分のしたことの結果と向きあわなければならなくなります。
この出来事を通して、子どもたちは責任を持つこと、ゆるすこと、そして人の持ちものを大切にすることの意味を学んでいきます。素朴であたたかみのある語り口で描かれるこの物語は、失敗も正直さと思いやりをもって向きあえば、友情のきずなを深めることができるのだと伝えています。