
チャックシメゾウ
完結チャックシメゾウ
青年とチャックの精霊・シメゾウは、それぞれの家で満たされない日々を送っていた。青年は家族に理解されていないと感じ、チャックを閉めるはずの精霊であるシメゾウは、その役目を何度も果たせずにいた。役立たずで居場所がないと感じた二人は、家を出て、自分たちが馴染める場所を探すことを決意する。しかし、好奇心旺盛で頑固な青年の妹が二人の計画を見つけてしまい、嫌がる二人をよそに冒険へと同行してくる。
三人は見知らぬ土地を目指して旅に出る。見慣れた日常の風景は、旅の途中で不思議な景色へと変わっていく。道中、彼らは忍耐や友情が試される出来事に次々と直面する。自分の力に自信が持てないチャックの精霊は、自らの本当の役割を見つけなければならず、青年は置いてきたものの大切さを学んでいく。そして妹は、尽きることのない元気で二人を引っ張り、彼らが自分の恐れと向き合うきっかけを作っていく。そうして三人は、時に家とは場所ではなく、一緒にいてくれる人々のことなのだと気づいていく。