
暴走戦國史
完結暴走戦國史
現代日本を舞台に、敵対する暴走族グループが都市部の縄張りをめぐって争いを繰り広げ、互いに同盟を結んでは破棄していく。争いの焦点は地元のガソリンスタンドの支配権であり、彼らの活動にとって欠かせない資源となっている。グループが街に自分たちの掟を押し付けようとする中、抗争は暴力を伴いながら次々と起こっていく。
これらの暴走族のリーダーたちは、知らず知らずのうちに日本の戦国時代の武将たちの戦略と争いを再現している。権力と領地をめぐる戦いは二輪の上で繰り広げられ、刀や槍の代わりにナイフとチェーンが用いられる。やがてカリスマ的な指導者が現れ、散り散りになった勢力を一つの旗の下にまとめようと動き出す。それは数百年も前の内戦のこだまを再び呼び起こすかのようだった。