
Birthday Boy
完結1951年、朝鮮半島。朝鮮戦争のさなか、小さなマヌクは村のほこりっぽい路地で無邪気に遊び、父親が兵士として戦う前線での生活を夢見ていた。瓦礫の間や、残されたわずかな近所の人々のそばを走り回りながら、彼は父親が経験しているであろう英雄的な武勇伝を想像する。国を覆う紛争の過酷さを、まだ完全には理解していない。戦争は、遊びと空想に満ちた彼の子どもの世界からは遠いものに思えた。
ある日、遊び終えて家に戻ると、マヌクは質素な我が家の戸口に立てかけられた不思議な包みを見つける。前線の父親から送られた誕生日プレゼントかもしれないと思い、胸を高鳴らせる。ためらうことなく、震える手で包みを開ける。特別な日を喜ばせるおもちゃか何かのサプライズを期待しながら。しかし、中にあったのは予想していたものではなかった。包みの中身は、彼の人生を永遠に変え、戦争の厳しい現実とその結果に一気に向き合わせることになる。