
雨を告げる漂流団地
完結雨を告げる漂流団地
航祐と夏芽は、同じ団地で幼なじみとして育った小学6年生。航祐の祖父の死をきっかけに、二人の関係はぎくしゃくし、さらに昔の住まいが取り壊されることを知り、気まずさは募っていく。夏休みのある日、仲間たちとともに、幽霊が出るという噂を確かめるため、取り壊し予定の団地を訪れる。
そこで航祐と夏芽は、祖父が遺した古いカメラをめぐって言い争いになる。そのさなか、突然の嵐が周囲を飲み込み、雨がやんだとき、子どもたちは団地ごと果てしない海を漂流していることに気づく。外の世界との連絡手段もない。
家へ帰る道を見つけるため、航祐と夏芽はわだかまりを乗り越え、団地とともに謎めいた別れの旅を進んでいく。
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